記録は比較のために取る
点検報告の多くは「異常なし」で終わります。それ自体は悪くありませんが、次の点検で何かが変わっていたときに、いつ変わったのかを答えられません。撮影位置を固定し、同じ様式で残すと、二枚を並べるだけで違いが浮かびます。熟練した目より、この単純な仕組みのほうが確実です。
スキミング対策で確認する項目と頻度
前面の目視点検、すなわちカードリーダー、キーパッド、画面周囲、排出口の確認は最初の防壁であり、取引量の多い拠点では日常的な作業とすべきものです。これに設定の確認、アクセス権限の見直し、設置済み対策が現在も機能しているかの確認が加わります。頻度はさらされ方に応じて決めます。すべての拠点に同じ計画が必要なわけではありません。店舗から最も多くいただくご質問の一つが「疑いが出た機器はその場で回線から外す」です。
指摘は繰り越して初めて閉じる
点検で見つかった不備が、次の点検でも同じ形で残っている。この状態は珍しくありません。報告書が単発で完結していると、指摘は出た時点で忘れられます。私たちが月次の一覧に未解消の項目を繰り越すのは、閉じるまで見え続ける状態を作るためです。地味ですが、これが最も効きます。